24.6.07

あだ名

俺の友人?にジョジョンという奇妙な名前の男がいる。
あだ名です。。。

ある日、オフィスに電話がかかってきた。
「クトゥッはいるか?」と

バリ人の名前は地域により多少の差はあるが、
基本的に
ワヤン、マデ、コマン、クトゥッ
の4種類しかない。

繁華街で大きな声で
「おーい、ワヤン!!」
って呼べば、計算上は4人に1人が振り向くはずである(当社比)

厳密に言えば、この名前は産まれた順番で
5番目はまたワヤンに戻るし、一人っ子の家もあるだろうから、
ワヤンが一番多いはずである。

だから、振り向くのは10人に3人くらいかな(当社比。。。)

そーいう訳で、電話で「マデはいるか」と問われたら、
いるといえばいるけど、いないといえばいないのだ。

つまり、どのマデなんだ!ということ

そんなんだから、あだ名の奴が結構いる。

例えば
「マデメガネ」なんて呼ばれてたメガネをかけた奴がいた。
(小学生みたいな安直な名前のつけ方だね)

そんなんでいいのか。。。

本人がいいと言うんだからいいんだろう。。。
(ホントにいいのか、本人よ。。。)

で、「どこのクトゥッだ?」
と聞くと「スカダナ」という。

そんな名の奴は誰もしらない。
「間違え電話だろ?」
「いや、違う、合ってる。
と会社名も電話番号も言ったけど確かに合ってる」

その場に居合わせたスタッフ全員に聞いてもそんな名は知らない。

「そんな名前は誰も知らないから分からない」
と、一旦電話を切ったら
5分後にまた同じ奴からかかってきて
「ジョジョンはいるか?」と言ってきてジョジョンに繋いだ。

結果から言えばジョジョンの本名は
イ クトゥッ スカダナ
ちなみに頭に付くのは、男=イ。女=ニである。
ということが判明した。

スタッフ全員が知らなくて、
本名を知らないでも普通に働けているバリの社会っていったい。。。

で、ジョジョン本人が言ってたのだけど、
以前、ジョジョンが病気になった時、奥さんと病院に行って
本人は用事があったらしく先に帰り、
奥さんがお金を払うために病院にそのまま待つことに。

アナウンスで
「スカダナさん!スカダナさん!!」
「し~ん」
「スカダナさん!スカダナさ~ん!!」
「しーん。。。」

病院には数人しか並んでなかったらしく、
ジョジョンの奥さんは
「もしかしたら自分の夫なのかな?」
と恐る恐るカウンターに行き、
尋ねると、たしかに自分の夫のことだったらしい。

自分の夫の本名は『ジョジョン』と思ってたらしい。

夫の名も知らずに数十年も連れ添う夫婦。。。

ウソのようなホントの話し。

その位のことがあってもこっちに住んでいると驚くことでもなくなる。
だってバリだも~ん。

写真。

西表島のスーパーウルトラダイビングサービスで
【ピンコハゼ】と仮称で呼ばれてる種。

標準和名がつく時がきたら、きっと違う名前になるだろう。

でも表情や動きを見ていると【ピンコ】がぴったりな名前。

本名がついても俺の中では一生ピンコと呼びつづけたい。。。

※上4つの名前や “イ” “ニ” はカースト制の人口の大部分にあたる一般の人にのみあてはまることです。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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