9.7.07

でかさの基準

「メジャー」


大リーグ(野球)のことではない。。。

スケールっていえばいいのか?
巻尺
のことです。

定規でも巻尺でもなんでもいいんだけど、
こっちで(バリ島)売ってる、長さを測る装置?は

各々、自己主張が強いらしく、
どれもこれも寸法が多少違かったりする。

はじめから、なんかおかしいと、うすうす感じていたが、
いちいち、しっかり比べて測ってみたりはしたことはない。

ある時、Tシャツを造る為に
首周りや袖長を決めてサンプルを造らせた。

で、出来あがってきた寸法が微妙にどれもあっていない。

「たのむから言われた通りに造ってください。。。」

「これくらい、問題ないでしょ?」
「それは、きっとスケール(巻尺)の違いのせいだよ」
(俺のスケール(器)が小さいみたいな言われかただね。。。)

すると横にいた他の人は
「違うスケールで測ったら、違う寸法になるに違ってるジャン!!」

「え????」
「どーいうこと????」

なんでもしっかり、きっかりしてる日本人の俺は
その時、とっさに意味が分からなかった。。。

「1cmは1cmでしょ?」

「何いってんの?そんな訳ないじゃん!!
違う奴で測ったら、違うでしょ!!」
と一同同意見。

多数決で俺の負け。。。

そう、そんなのこの国では常識だったらしい。

「ふ~ん、そーなんだ。。。」
「まぁ、いいや、じゃ、このスケールで測って造リ直してね」

っていったところで、また違うサイズになるんだけどね。。。
(今度は技術の問題で。。。)

話しは変わって
ダイバーは透明度という言葉を使う。

ようは、海の中で何メートル先まで見通せたか、
というのを『透明度○○メートル』という表現であらわす。
これも相当いい加減ででたらめな数。

別にメジャーを持って、きっかり測ってるわけではないし、
人によって目の良し悪し、なんか全然違うわけだし。

よーく目をこらして、きっかり測れば、
きっと30m以上は見れうような環境でも、
「今日は10mくらいだね」なんていうのはザラなほどいい加減は数。

だから、そんなのは
良・中・否
の3種類でいいのである。

または、そんなのは人に聞くことではなく、
自分が自分の基準で自分スケールで感じた数をメートルであらわすしかないのである。

ようは他人のスケールと自分のスケールでは必ず誤差が生じる。

そう、こっちのスケール(巻尺)みたいなもん。

人生も同じかな。。。

さかなの大きさをあらわすのも、
学術的場合は別として普段は結構いい加減ですね。

使用レンズと被写体の距離さえ分かっていれば、
仕上がったポジを見て寸分違わぬ大きさが分かります。

でもダイバーじゃないと、
写真のさかながどのくらいの大きさかなんて、
見当もつかないですよね?

それこそ当てっこしたら、面白いくらい
人それぞれの大きさになると思います。

人間のスケールと想像力の違いかな????

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